雪解けの水に潜む、紅
心に、響け
鋭い牙をむき出しにしながら、悪態を吐く醜い小人の姿があった。
どうやらリトルバギーの住処だったようだ。
DDの目には驚いた様子はない。
「気付いていたの?」
「まあな。」
何故だろう、と首を傾げる。
「オレには幻想が見えない。代わりに見えたのは、幾つもの人間の骨だ。」
お前も踏んでいたぞ、と言われて驚く。
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