また明日…また明日…
今日も私は夜風に当たりながら
遠くに輝く夜景を眺めていた。
敬介はあの向こうに居るのかな…
同じ夜空の下で
この暗闇を見上げているのかな…
溢れ出す感情を我慢出来ずに
頬を伝う涙。
いきなり音信不通になってしまい、
敬介はどんな気持ちなんだろう…
やっぱり…
避けられてるとか冷められたって
思ってるのかな…
私の気持ちを早く伝えたい。
避けてるんじゃないよ
今でも愛してるよ
って言いたい。
もどかしい気持ちが
私の足を進めた。
行き先なんて分からない。
何を目指してるかさえも分からない。
ただ、ひたすら歩き続けた。