あなたのキスで世界は変わる


上目遣いで先生を誘惑してみる。

先生は間違いなくこっちを見ているはずなのに、まったく微動だにしない。


「先生?」

「ん?」

「キスしよーよ」

「だめだって」


ぷぅーっと頬を膨らませると
先生はベロをちょこっと出して馬鹿にする。


もうっ、なんなのさ。


本気ですねる私のシャツのボタンを先生が閉めていく。


「もう少し待てって」

「もう待てない」

「しょーがねーな…」

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