あなたのキスで世界は変わる
「だよなー。でも…」
「?」
「小川が俺以外の男といるとこ想像すると…なんかムカつく」
ボッといきなり上がった体温。
な…なにそれ!
意味わかんないし。ふざけんなッ。
「束縛しないでよ。彼女でもないんだから」
「はは!わかってるよ。小川のしたいようにどうぞ?」
…ムカつく。
期待させるようなこと言わないでよ。
すると彼は私の肩にそっと触れて、自分の方に引き寄せるようにして抱きしめる。
「でも、やっぱ小川はオレの」