あなたのキスで世界は変わる
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誕生日の夜が明け、文化祭当日になった。
温かいベットから抜け出して意味もなくかけてある制服を見つめた。
あのメールを佑夜に送ってから、返信も着信もない。
…怒ってる、よね。
嫌われたかな。
当たり前か、こんなふらふらしたやつ、私だったらとっくの昔に捨ててる。
自分で決めた結論なのに。
佑夜のことを考えるとやっぱり目覚めは悪い。
でもわかっちゃったから。
はっきりした。
私は先生しかすきになれない。
でも、それでもいいと思ったの。
たとえ昨日のキスを先生がなんとも思っていなくても、
これから先、先生が私を好きになることがないとしても。