あなたのキスで世界は変わる



寂しいって、立場的に私は言っちゃいけないなかな。


でもやっぱり同じクラスがよかった。



「…遊び行くからね」


「はは!うん、待ってるよ」


「待ってるだけじゃなくて、佑夜も来てよ!?」


「うん、行く」



ニコニコ、いつもと同じ佑夜の笑顔。


絶対疎遠なんかにしないから。

絶対、友達やめたりしないから。



「じゃ、またあとでな」



手をあげて歩いて行く佑夜の背中。


あー、やっぱり寂しいなー。



「俺たちも行こう」


「そうよ、早く教室へ行きなさい」


「!?」



その声に3人一斉に振り向くとそこには髪を短くした仁美先生の姿が。


…え?なんで?



「これから1年間よろしく」


< 327 / 331 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop