あなたのキスで世界は変わる
寂しいって、立場的に私は言っちゃいけないなかな。
でもやっぱり同じクラスがよかった。
「…遊び行くからね」
「はは!うん、待ってるよ」
「待ってるだけじゃなくて、佑夜も来てよ!?」
「うん、行く」
ニコニコ、いつもと同じ佑夜の笑顔。
絶対疎遠なんかにしないから。
絶対、友達やめたりしないから。
「じゃ、またあとでな」
手をあげて歩いて行く佑夜の背中。
あー、やっぱり寂しいなー。
「俺たちも行こう」
「そうよ、早く教室へ行きなさい」
「!?」
その声に3人一斉に振り向くとそこには髪を短くした仁美先生の姿が。
…え?なんで?
「これから1年間よろしく」