あなたのキスで世界は変わる
あーあ。
もう学校なんて辞めようかな…。
こんな場所に来たってなんの役にも立たない。
「ごめん…」
ねぇ、先生?
私はどうしたらいいの?
教えてよ、誰か。
わかる人がいるなら答えて。
「小川。俺にできることはない?」
なにそれ。
「あるわけないじゃん」
くだらない。あざ笑うかのように口の端を上げて、私はその場を去る。
本当になんでもしてくれるの?
だったら、私を殺してよーーーー…
「できるわけない…」