あなたのキスで世界は変わる
彼の瞳が私の目を見つめる。
「いつか話せよ。話したくなったら」
「え?」
「受け止めるから」
なんでこいつは私にこんなに優しくするのかわかんない。
出逢ってそんなに時間は経っていないというのに。
ちょっと優しすぎる。
「うん…」
甘えてもいいのかな。
でも惑わされるなって警戒している私もいる。
「よし、じゃあ飯にしよ!」
「ふふ、そうだね」
でも佑夜が笑うと世界の色が変わる。
そう、なんか明るくなるの。