あなたのキスで世界は変わる
キス6*揺れるのは心か
布団の中がほどよく温かくて、なんだか安心する。
佑夜の体温が広がって私をも包み込む。
「ん…」
眠気の中にほのかに佑夜の感触を感じる。
私の髪の毛を触ってるんだ。
あれ…寝ちゃってたの…?
「佑夜…?」
時計を見ると10時30分前。
え⁉ 学校始まってんじゃん!
「学校は?」
「小川の寝顔可愛かったよ」
「…質問の答えになってないっ」
…てかなに恥ずかしがってんだって。
かけ布団に下半分の顔を隠す自分に突っ込む。