乙女桜〜誠の武士〜
翌朝……
ふぁぁああ〜
宴会は朝まで続き、
私はどうやらそのまま寝ていた。
その時、誰かが部屋を出て行く姿が
陽凪の目に止まった。
…あれは……沖田さん?
こんな朝早くから何処にいくんだろ?
気になった私は、
後ろからついて行くことにした。
ビュン!ビュン!ビュンッ!
ついて行くと、
中庭で一心不乱に真剣を振る
沖田さんの姿があった。
…自主練してるんだ。
沖「…尾行するとは、
あなたも悪い子ですね陽凪ちゃん。」
「うわっ!」
まさかばれているとは思わなかった。
剣を振る沖田さんの姿に
少し見惚れていた陽凪は、
突然声をかけられ、
思わず変な声を出してしまった。