乙女桜〜誠の武士〜
斎「和泉っ!無事かっ!」
やばいっ!
傷が治り始めている。
このままだと斎藤さんに、
私が普通の人間ではないことが
ばれちゃう!
咄嗟に陽凪は傷を隠した。
「…斎藤さん、ありがとうございます。
傷は自分で手当て出来ます…から。」
斎「…しかしっ!」
「大丈夫ですからっ!!」
思わず陽凪は怒鳴っていた。
「あ…すみません。
ほんとに…大丈夫…ですから。」
斎「………そうか。
屯所に戻る。歩けるか?」
「………はい。」