≪あっくん日記≫
子猫は跳べるかどうかちょっと不安になりました


でも後ろからはノライヌが…

跳ぶしかありません


ギリギリまでダッシュして…


ジャンプ

タタッ


その時
ケンちゃんの口から‘妖精の羽’の呪文が飛び出し、ほんの一瞬だけ子猫に羽が生えたのです


着地

子猫は間一髪ケンちゃんの呪文のおかげで無事船の上に着地できました

追いかけてくるノライヌたちも


ダダダッ


ドボ~ン

ドボ~ン

ぽちゃん


…ぽちゃん?…


ノライヌたちは次から次へと川に落ちてしまいました


最後のぽちゃん…

子猫の背中にしがみついてたミニあっくん


着地の反動でついでに川に落ちてしまったようです…


“た~す~け~て~”


ミニあっくんの悲鳴が聞こえてます


ケンちゃんは‘やれやれ…”といった表情で空からミニあっくんを救出しました


ノライヌたちは岸にあがるとスゴスゴ退散していきました


“ありがとうあなた たちのおかげで助かったわ”


子猫はいいました


“ミニあっくんはあんまり役にたたなかったけどね”


ケンちゃんはミニあっくんをバカにした訳ではなくいつものかけ合い漫才のように言ったのですが、チロちゃんは慌ててフォローするように


“そんなことないよ~だってまっさきに助けにきてくれたじゃない”


とケンちゃんに突っかかります


“わかってるよだから僕が逃げ道探せたのさ僕らは半人前だから二人で一人だもん”

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