お前が私に惚れないのが不快すぎる
翌日
芹香は少し早めに学校へ来た。
相手より少しでも早く登校し、自分の存在を印象付けるためだ。
しばらくすると伏田が教室に入ってきた。
昨日と変わらず無愛想な顔つきをしているのが芹香にとって何故か可笑しかった。
「おはよう、亮平くん」
芹香は笑顔で言った。
「…………」
伏田亮平はただ芹香を見るだけで返事はしなかった。
芹香は少しイラっとしたがくじけずに口を動かした。
「亮平くん携帯持ってる?」
伏田は表情を変えずに頷いた。
「じゃあLine とかやってる??」
伏田はまた黙って頷いた。
それでも芹香は笑顔のまま言い続けた。
「じゃあID教えて!今日携帯忘れちゃって…だからIDだけ…いい?」
とりあえず相手の連絡先を入手するのは常識であると芹香は思っているのだ。
「Konosekai253649」
「え?それID…?」
伏田は頷いた。
「わ、わかった!じゃあ帰ったらさっそくお話しようね!」
伏田は何も言わなかった。
芹香は少し早めに学校へ来た。
相手より少しでも早く登校し、自分の存在を印象付けるためだ。
しばらくすると伏田が教室に入ってきた。
昨日と変わらず無愛想な顔つきをしているのが芹香にとって何故か可笑しかった。
「おはよう、亮平くん」
芹香は笑顔で言った。
「…………」
伏田亮平はただ芹香を見るだけで返事はしなかった。
芹香は少しイラっとしたがくじけずに口を動かした。
「亮平くん携帯持ってる?」
伏田は表情を変えずに頷いた。
「じゃあLine とかやってる??」
伏田はまた黙って頷いた。
それでも芹香は笑顔のまま言い続けた。
「じゃあID教えて!今日携帯忘れちゃって…だからIDだけ…いい?」
とりあえず相手の連絡先を入手するのは常識であると芹香は思っているのだ。
「Konosekai253649」
「え?それID…?」
伏田は頷いた。
「わ、わかった!じゃあ帰ったらさっそくお話しようね!」
伏田は何も言わなかった。