私に関わらないで下さい。




そのとき背筋にはしる寒気か痺れかよく分からないもの



頭の中に煩く鳴り響く警報




私の身体はそれらを理解するより先に逃げ出していた








「な…何で…?」


後から出てきた私の言葉はかすれていた




何で逃げてんだ私…?




頭の中のセンサーがあり得ないほど危険と判断した



人間って、よく出来てるな…




段々と理性が戻って来て、走るスピードがおちてくる


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