私に関わらないで下さい。
第2章
「琉華!次、移動だよ?」
「あ、うん。行こっか、可恵」
喫茶店で恐怖体験をしてからはや二日
あの日は
『今日はありがとう』
『ハハッ、何でお礼を言うの?』
『あぁ、そうだった。でも奢ってもらったしね…
本当にもうこれで十分だから、鏜青君も、もう気にしなくてイイからね』
『……もう、傷はいいの?』
『傷って大袈裟な…たんこぶ出来ただけだってば。もう治ったし』