orange ~君に出逢えて本当に良かった~

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チリリリリリッッッー。
「ん〜もう……！！！」
ヤバッ！
時計を見ると7時20分だった
まぁ〜駅まで走れば5分だし大丈夫か。
僕は服を着て、朝ご飯を軽く食べて家を出た。
駅に向かう途中、あの校舎裏のことを思い出した。
凛が泣いていた姿が頭を横切った

もしかしたら今も？
僕はそう思うと1秒でも早く凛のとこに行きたかった。
「凛！！」
僕があまりにも焦っていたのが驚いたのか目を見開いている。
「どうしたの？そんなに急いで？まだ集合10分前だよ！？」
「凛こそ10分前には、もういたじゃん」
そう言って2人で笑った