orange ~君に出逢えて本当に良かった~
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「あ〜楽しかった。ありがとうね蓮くん」
「凛が楽しかったんなら良かった」
「ねぇ!最後に観覧車に乗ってもいい?」
「うんいいよ」
「ちょっとそこのカップルさん」
????!
何か今、何処からともなく声が聞こえた。
周りを見ると、1人のオジサンが立っていた。
「ちっちが!!」
「違います!!」
凛が僕より先に否定した
「ごめんごめん、少し揶揄っただけさ」
揶揄いすぎです…
「これ、残り物だからあげるよ」
オジサンの手の中を見ると、磁石でくっ付く様になってる熊のストップだった。
「可愛いーー!」
「ハハハ、お嬢ちゃんが好きそうだったからね~」
「おじさん、ありがとう」
「今から観覧車かい?貸し切りだよ」
まぁ〜閉館45分前だからな〜
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