同棲生活·2
「オマエ、じゅりこがご飯作って待ってるんじゃないのか?」

一々、口出してくる落合さん。

うるせーよ! と、叫びたくなる。

ここはプライベートの場所とはいえ、先輩に向かって言えないよな。


「オレが代わりにじゅりこの手料理食べに行こうかな?」

「樹里が落合さんに作るわけないですから」

「ほー。言うね。そこまで言い切るなら試してみるか?」


落合さんがニヤリと笑う。

とことんムカつく人だな。


「──あーあー。羨ましいな。じゅりこが飯作ってくれてるなんて」

「えっ…?」


今の言葉はどいう意味なんだろう?


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