同棲生活·2
オレは気付かない振りして、コーヒーサーバーの設置された所へ向かった。
コーヒーを淹れると、適当に空いている席に瑠衣と向かい合って座る。
「ねぇ、前から思ってたんだけど、寺原さんと落合さんって仲良過ぎない? 先輩を名前で事務所でも堂々と呼んでるし」
「あぁ。あの二人は昔つき合ってたんだよ」
「はっ?」
瑠衣が目を丸くした。
「もう七年くらい前の話になるんだけどさ」
「いやいや。年数とかどうでもいいから。つまり寺原さんは、元カレと今カレと同じ職場ってことだよね?」
「そいうこと」
「えーっ。あたしなら無理だなぁ。今カレと職場が一緒まではいいとしても、元カレとは…」
どうやら、瑠衣には理解不能な事らしい。
首を傾げている。
「しょうがないよ。異動は人事部が全て決めてるんだし」
「そうだけど…。うーん」
瑠衣は気を取り直すようにコーヒーを飲んだ。
コーヒーを淹れると、適当に空いている席に瑠衣と向かい合って座る。
「ねぇ、前から思ってたんだけど、寺原さんと落合さんって仲良過ぎない? 先輩を名前で事務所でも堂々と呼んでるし」
「あぁ。あの二人は昔つき合ってたんだよ」
「はっ?」
瑠衣が目を丸くした。
「もう七年くらい前の話になるんだけどさ」
「いやいや。年数とかどうでもいいから。つまり寺原さんは、元カレと今カレと同じ職場ってことだよね?」
「そいうこと」
「えーっ。あたしなら無理だなぁ。今カレと職場が一緒まではいいとしても、元カレとは…」
どうやら、瑠衣には理解不能な事らしい。
首を傾げている。
「しょうがないよ。異動は人事部が全て決めてるんだし」
「そうだけど…。うーん」
瑠衣は気を取り直すようにコーヒーを飲んだ。