同棲生活·2
「懐かしいな」
「職場に慣れてくると、自然と飲む回数も減っていったよね」
「そうだな」
「最近誰かと会った?」
「最近…ではないけど、去年四人で集まったけどオレはすぐ帰ったんだよな~」
ふいにその日のことを思い出した。
確か同期四人で飲む予定だったのに、なぜか女の子達がいたんだよな。
オレは気乗りしないまま店に入ったんだ。
そこは今まで入ったことなかったマスターの店だった。
そして、樹里とバッタリ会ったんだ。
あの頃、オレは樹里に片想いしていた。
女の子達がいたもんだから、合コンと勘違いされて大変だった。
でもそんなことがあって樹里はヤキモチを妬いていることに気付いて、自分の気持ちを自覚してくれて、オレ達は結ばれたんだった。
「──亮二、何一人でニヤニヤしてるの?」
瑠衣の声で現実に引き戻される。
「職場に慣れてくると、自然と飲む回数も減っていったよね」
「そうだな」
「最近誰かと会った?」
「最近…ではないけど、去年四人で集まったけどオレはすぐ帰ったんだよな~」
ふいにその日のことを思い出した。
確か同期四人で飲む予定だったのに、なぜか女の子達がいたんだよな。
オレは気乗りしないまま店に入ったんだ。
そこは今まで入ったことなかったマスターの店だった。
そして、樹里とバッタリ会ったんだ。
あの頃、オレは樹里に片想いしていた。
女の子達がいたもんだから、合コンと勘違いされて大変だった。
でもそんなことがあって樹里はヤキモチを妬いていることに気付いて、自分の気持ちを自覚してくれて、オレ達は結ばれたんだった。
「──亮二、何一人でニヤニヤしてるの?」
瑠衣の声で現実に引き戻される。