同棲生活·2
「それで亮二に体を見せるのが嫌になりまして、痩せるまでは体を見せまいとしてまして.....」

「それで、エッチを拒んでんた、と?」

「うん。まぁ。そんなところ」

ヘラヘラ笑う樹里。

「なんだよそれ.....」

「拒否してごめんね。あたしだって申し訳ない気持ちでいっぱいだったけど、体見せたくない気持ちの方が強くて」

「あー。もう色々悩んでた時間返して欲しいな」

「本当ごめんね」

「そんなんじゃ許さん」

オレは続けてこう言った。

「体で払ってもらう」

もちろん本気だ。
どれだけ、オレが我慢したことか。
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