同棲生活·2
はー。声がうわずってしまった。
笹原さんは近くで見ると、小顔で肌も綺麗。
「瑠衣は仕事の呑み込みが早いから、即戦力になるよ」
亮二が"瑠衣"と呼び捨てにした。
その瞬間、あたしはカチンときてしまった。
あたしのこと会社では、苗字で呼ぶくせに……
「やめてよ亮二。変なプレッシャーかけないで」
亮二……。
笹原さんも呼び捨てにした。
あたしは、会社では亮二のこと、佐伯君と呼んでいる。
プライベートと仕事を混同させないように、と。
苗字で呼び合うのは2人で決めたことだったけど。
自分の彼氏が異性の名前を呼ぶ。
気持ちいいものじゃないよね。
笹原さんは近くで見ると、小顔で肌も綺麗。
「瑠衣は仕事の呑み込みが早いから、即戦力になるよ」
亮二が"瑠衣"と呼び捨てにした。
その瞬間、あたしはカチンときてしまった。
あたしのこと会社では、苗字で呼ぶくせに……
「やめてよ亮二。変なプレッシャーかけないで」
亮二……。
笹原さんも呼び捨てにした。
あたしは、会社では亮二のこと、佐伯君と呼んでいる。
プライベートと仕事を混同させないように、と。
苗字で呼び合うのは2人で決めたことだったけど。
自分の彼氏が異性の名前を呼ぶ。
気持ちいいものじゃないよね。