同棲生活·2
オレは続けてこう言った。

「樹里に拒否られてる時、すごい淋しかった。ショックだったんだぞ」

「それはごめん。でもあれはダイエット中で、亮二に綺麗な体を見せたくて必死だったし」

「たくっ....。ダイエットなんてする必要なんて無いのにさ。それに別に太ってもいいじゃん。オレしかその体見ないんだし」

「そっか。亮二しか見ないんだもんね」

「だから気にする必要なし」

オレがそう言ったとき、樹里のお腹がグルグルーと、ものすごい勢いで鳴った。

「なんかお腹空いてきた。お風呂から出たらピザとか頼んでいい?」

「いいよ。好きなだけ食え」

「うん!」

それから、すぐにお風呂を出た。



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