同棲生活·2
恥ずかしがる様子もなく、サラッと言われたセリフにあたしは赤面してしまった。

そして、照れ隠しにソファに置いてあるクッションを亮二に投げつけていた。

「バカ」そんな言葉を残して。



ーー翌日。



ロッカーで笹原さんと会った。

「昨日、三浦さんと喫茶店にいたでしょ?」

笹原さんに聞かれる。

「あっ。気づいてたんだ」

「まぁね。店に入った時、視線感じたからね。誰かなって改めて見たらお二人さんだった」

「一緒にいた人、彼氏なんでしょ?」

「そうよ」



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