同棲生活·2
「あれ? 樹里、今日それだけ?」
あかねがあたしの隣に座ると聞いてきた。
「うん……。何か食欲なくて」
「へぇ。珍しいじゃん」
「珍しい?」
「うん。だって樹里ってよく食べるじゃない」
よく食べる──。
このセリフに敏感になってしまう。
確かに、あたしはよく食べる。
朝も昼も夜も。
いつでも、ガッツリ。
社員食堂でお昼ご飯を一食のみって、今日が初めてなんじゃないの?
しかも、カツ丼とかコロッケとか唐揚げとか。
安いからと考えなしに食べてきた。
そして夜はビールや酎ハイを飲んだりして。
あかねがあたしの隣に座ると聞いてきた。
「うん……。何か食欲なくて」
「へぇ。珍しいじゃん」
「珍しい?」
「うん。だって樹里ってよく食べるじゃない」
よく食べる──。
このセリフに敏感になってしまう。
確かに、あたしはよく食べる。
朝も昼も夜も。
いつでも、ガッツリ。
社員食堂でお昼ご飯を一食のみって、今日が初めてなんじゃないの?
しかも、カツ丼とかコロッケとか唐揚げとか。
安いからと考えなしに食べてきた。
そして夜はビールや酎ハイを飲んだりして。