弱小バスケ部の奇跡







「普通に攻めてみて」


「うん、わかった」




……じゃあ、得意な右に行こうか。






「…っ!?」


あたしが右に行こうとすると、未希は左足を前に、右足を後ろに引いた。




えっ!?

完全にドリブルコースふさがれてる。

これじゃ、右行けないじゃん…!!






あたしは仕方なく左に行く。


左ドリブルは苦手じゃないけど、やっぱり右ほど上手くはない。






「ーっ!!?」



あたしは、いとも簡単に未希にカットされてしまった。





< 116 / 332 >

この作品をシェア

pagetop