弱小バスケ部の奇跡
でもまぁ、そうは上手くいかないもんで。
───ガゴンッ
「きゃーーーーっっ」
放たれたボールは、バックボードに当たり跳ね返った。
……けど、
ちょっとなんなの和香。
シュートした瞬間、謎の奇声。
「…な、なんなの今の奇声は」
美凪が眉を顰める。
和香は頭をがしがしかきながら笑った。
「なんか、ステップが上手くいかなくて、シュート打った瞬間ボール跳ね返ったから、なんか叫んじゃった☆」
舌をぺろりと出す和香。
……おいおい。
それとこれの繋がりがわかんないよあたし。