弱小バスケ部の奇跡
若干怒ってる未希を見た美凪は、安心したように頷いた。
「よし、じゃあ未希も手伝って。今日はもう1つ練習したいことがあるから」
美羽ちゃんは察したように、あたし達1人1人にボールを渡してくれる。
「じゃ、蒼乃と和香はウチが教えるから、未希は棗をよろしく」
「よっし、棗! 10秒でできるようになれッ」
「無理です無理です!!」
そんな未希のあとについて、あたし達はゴールに向かった。