弱小バスケ部の奇跡





「1本1本大事に攻めていこう!」


「「「はい!!!」」」


「………」





「……棗?」



美凪が座ったままのあたしの顔を心配そうに覗き込む。



「…っあ。ごめんごめん」


「大丈夫? 棗ちゃん」


蒼乃までも。



「うん。さ、頑張ろう!」





あたしが笑って立ち上がると、皆安心したように頷いた。






───ねぇ、千鶴。



なんで…………?




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