弱小バスケ部の奇跡
みんな一斉にしゃがみ込みそれを見る。
そこには、十数種類のユニフォームがずらりとならんでいた。
青いユニフォーム、黄色のちょっと派手めのユニフォーム。
……おぉなんか、紫のユニフォームまである。
「っあ! これ可愛いっ」
和香がそう言って指さしたのは、
「ウチは絶対やだよこれ!」
「私も…ちょっと、恥ずかしいかも……」
「………。」
未希は首をぶんぶん横に振り、蒼乃は遠慮がちに反論。
美凪は、目を点にしてぽかんと口を開けている。
あたしは、なんか瞬き回数増えた気する。