弱小バスケ部の奇跡
「おっはよぉっ! 蒼乃ちゃんに棗ちゃ…ななな棗ちゃんッ!?」
「ちょっと大丈夫、棗!?」
「…おぉーい、棗さーん?」
ゔぅ……
40分のダメージは、相当デカい。
なんか、飲み物………
「…棗ちゃん、これ飲んだら気分よくなるかも」
ちらりと視線を上げると、和香がペットボトルを差し出していた。
「……ありがと…和香…」
あたしはそれを受け取ると、一気にぐいっと飲み干した。
………ふぅ。
確かに、よくなったかも。