弱小バスケ部の奇跡





「ありがと、和香……っえ?」



和香はふるふると手を震わせ、口を開けてあたしを見る。


…え、なに、あたしなんかした?




「……棗ちゃ、ん。それ、さ、和香の飲み物……」


「うん、知ってる。ありがと」


「………」



……え?

なに、あたし言っちゃいけないことでも言った?




「……和香…今日飲み物、それしか、持ってきてな……
「買えばいーじゃん!」



美凪!?





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