弱小バスケ部の奇跡
最後のクォーターは、M中ボールでスタート。
点差をさらに広げて、勝つ!!!!!
…………が、しかし、
あたし達の体へのダメージは、思った以上に大きかったらしい。
「痛…ッ」
〝ピッ〟
審判がタイムをとってくれた。
始まって早々、美凪と4番が接触し、美凪はそのままフロアに倒れた。
「「「「美凪ッッ!!」」」」
上半身を起こした美凪は、顔を歪めた。
「どうした? ひねった?」
未希が美凪のバッシュを脱がせる。