弱小バスケ部の奇跡





数日後の部活にて。



「ちょっと聞いてちょっと聞いて♪」


「テンション高ぇぞおい」



早速未希にツッコまれる。




「あっれぇ? 棗ちゃんがハイテンションなんて珍しーっ! なんかあったの?」


「黙っとけアホ」


「ひどっ」



珍しいとは、失礼な。




「えっ、棗ちゃんどしたの?」


蒼乃が目をキラキラ輝かす。





ほらごらん、和香さん。


この純粋で可愛らしい瞳を。





「なに隠してんのー? キャプテンには言いなさ「じゃじゃじゃじゃーーーーん!」





美凪、ごめんね。

これ以上待たせたら悪いから。




< 40 / 332 >

この作品をシェア

pagetop