弱小バスケ部の奇跡




「棗ちゃんこそ、速いよ」



いやぁ、照れるぜ。

ありがと。





体育館中に、パスでボールが擦れる音と、呼吸の音だけが響く。




私語なんかしない。

皆、目の前の課題に、必死になってやってる。






「次ーっ、バウンドパス!」


「「「「「はいッ!!!!!」」」」」











その日は、お日様沈んでもずっと練習してた。



まぁ、いうまでもないけど、暗いよ。



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