弱小バスケ部の奇跡
「………えーっと、これは…夢?」
美凪がやっと口を開いた。
「……や、現実? ほっぺた痛いよ」
あたしは、もう1回ほっぺたをつねる。
やっぱり痛い。
………ってことは、これは、現実……?
「…ふふふ。驚いた?」
「っ、先生!」
和香が甲高い声でそう言った。
「……先生…工事って、このことだったんですか」
未希が尋ねる。
先生はにっこり笑って頷いた。
「えぇ。暗いと、不便でしょ?」
………う、そ。
これ、すごいよ、すごい!!!!