弱小バスケ部の奇跡



あたし達の目の前に飛び込んできたのは、なんと、明るい体育館。




大きなライトが何個も付いていて、オレンジ色の光を体育館中に放っている。


そして、外からの光を遮断する遮光カーテンまで。




驚くのはこれだけじゃない。


さらには、コートのラインまでもが綺麗に貼り替えられている。





すごいよ………!!!!





「私達からの、気持ちです」


「あっ、校長先生!」


蒼乃が振り返りそう言った。




そこには、穏やかに笑う校長。


「君達には、本当に頑張ってもらいたい。私達は、そのお手伝いをさせてもらったまでですよ」


「ありがとう、ございます…!」



美凪が深々と頭を下げる。




あたし達も、続いて頭を下げる。





< 84 / 332 >

この作品をシェア

pagetop