弱小バスケ部の奇跡
家から歩いて約10秒。
走れば3秒。
超家の近くの公園には、白っぽいライトが3つだけついていた。
公園っつっても、遊具はほんの少し。
ブランコ、滑り台、砂場。
以上3つ。
遊び場と、休憩スペースみたいなとこと分かれてて、遊び場は砂、休憩スペースはアスファルトの地面。
なかなかスペースがあって、ドリブル練習するには十分な広さがある。
「よし…っ」
まずはドリブルの基本姿勢。
左右何回かやってから、まずは得意の右から、少しスピードを出してドリブルしてみた。
小走り程度なら、イケる。
ボールはあたしの手に吸い付くように戻ってくる。