君だけの星へ
「……だけど、」



それでも。



『──そういうの、いいと思います』



そう言って笑ってくれた彼女に、あたたかい感情が芽生えた。

彼女のまっすぐな言葉は、いつも俺の心に響いた。



「どういう言葉を使って、証明すればいいのかわからないけど……俺はたぶんあいつのこと、“特別”だって思ってる」



『すき』だとか、『愛してる』とか。

きっとそんな言葉じゃ、当てはまらない。


……この気持ちは、どんな言葉にすればいい?

どんな言葉にすれば、ちゃんと伝わってくれる?



『……わたしは、ここにいます……っ』



──見つからないんだ。

君に、1番伝えたいと思う言葉が。
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