僕と再婚して下さい。
どうしよう。
どうしよう。


心臓の高鳴りが止まらない。


あたしは、とりあえずお風呂に入ることにした。



それから──

随分と長いこと湯船に浸かっていた。



どうしよう。
どうしよう。


あたしが考えるのは寝る時のこと。

洋介はどうなんだろう?

元嫁と同じベッドで寝るということに抵抗みたいなものはないのかな?

洋介のことだから何も考えてない可能性大だけど……

手足がふやけてきて、

お風呂のお湯がヌルクなってくる。

ここにいつまでもいるわけにもいかないし。

渋々、お風呂から出ることにした。
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