僕と再婚して下さい。
「実家じゃないならいいのか?」

「そいうことじゃなくて」

「あっそ。あいつとはつき合ってもないのにキスしたくせに」


洋介はあたしから、体を離して上半身の体を起こした。


「川崎さんとのキスは事故みたいなもんなの!」

「事故…ね。舞は隙だらけなんだよ。だから押し倒されたりするんだよ。この淫乱が!」

「い…淫乱!?」


ムッカ~!!

何で淫乱呼ばわりされないといけないわけ?


「洋介のバカ!!」

あたしは、ベッドから起き上がり、枕を投げつけた。

洋介は枕をキャッチして、あたしに投げ返した。

それが見事に顔に命中してしまう。
< 111 / 394 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop