僕と再婚して下さい。




流産してから、しばらくショックから立ち直れなかった。

赤ちゃん連れのお母さんを見ると、涙がこみ上げてきそうだった。

そんなあたしを洋介は支えてくれた。

特に優しい言葉をかけるわけでもなかったけど。

あたしを支えてくれようとしてくれてるんだな。

って、近くで感じることが出来た。

そのおかげで、あたしは立ち直ることが出来た。




その後──。

あたしと洋介は順調な結婚生活を送り。

結婚三年目に入る頃、二度目の妊娠をした。

前回のことがあったから、すぐに洋介には打ち明けなかった。

でもそれで正解だったんだ。


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