僕と再婚して下さい。
街を歩いてる人達、みんなオシャレだなぁ。

あたしも東京行くと分かっていたら、もう少しまともな格好したのに!

なんてこと思っていたら、


「──もうすぐホテル着くから」


川崎さんの弾んだ声が聞こえた。


「へっ?」

「予定より早く着きそうだし、ゆっくりできそうだよ」

「…そうですか」


そんなに早くホテルに着いてしまうの?

うぅっ。こいう時、どう振る舞えばいいのよ……。


それから15分も経たないうちに、車は地下の駐車場に入って行った。

そして、川崎さんは車を停めた。











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