僕と再婚して下さい。

「行こうか？」

「はい」


車から降りると、近くにあったエレベーターに乗った。


それにしても、川崎さん慣れてるよね。

このホテルに来るの初めてではなさそう。

じゃないと、ホテルの駐車場が地下にあるなんて、分からないよね。

全然迷うことなくここまでこれたし。

まさか、ここのホテルの常連とか？


なんてこと、ごちゃごちゃ考えているうちに、エレベーターが止まり扉が開いてそこで降りた。


着いた場所はホテルのフロントだった。