僕と再婚して下さい。
それは、禁断の扉を開けてしまったようなもんだよ。

あたしの心臓は尋常じゃないくらい、高鳴っていた。


「舞ちゃん入って」

「はい」


部屋に入ると、真っ先に2つ並んだベッドが目に留まってしまった。

2つ並んだと言っても、電気スタンドを挟んでなんだけどね。

だから何の問題もないんだけど。


「いい眺めだな~」


川崎さんは、窓側に立って外の景色を眺めていた。
 

「舞ちゃんもおいでよ」

「はい」


川崎さんの隣に立ち、窓の景色を見た瞬間、テンションが上がった。
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