僕と再婚して下さい。
自分の経験だけで、物事を判断しちゃダメだね。


「信じてくれる? オレが色んな女とこいうホテルに来てるわけじゃないって」

「はい」

「信じてくれるならいいよ」


そう言って、慎吾は笑顔を浮かべて、あたしの頭をポンポンと軽く叩いた。


気まずい空気が一気に、穏やかな空気に戻った気がした。


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