僕と再婚して下さい。
慎吾がいなくなってすぐだった。

スマホがまた鳴り出した。


多分、洋介からだろう。

あたしはバックから取り出しつて見ることすらしなかった。


携帯を触っているところを慎吾に見られたら?

更に気まずくなるかもしれない。


洋介、ごめんなさい。

心の中で謝っているうちに、携帯は鳴り止んだ。


それからすぐに、慎吾が戻ってきた。


「飲み物コーラで良かった?」

「うん。ありがとう」


慎吾がイスに設置された、ドリンクホルダーにジュースを置いた後、お弁当を渡してくれた。





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