僕と再婚して下さい。
これは、キスマークと呼ばれるもの。

つけたのは慎吾だよね? 


手でそっと肩に触れる。

もちろん消えるハズもない。


一体いつこんなことをしたの? 

あたしが寝ているうち以外ない。
  
 
シャワーを浴び終えて、着替えを済ませて、バスルームを出ると、慎吾は起きていた。

ソファに座りタバコを吸っている。


「おはよう」

「おはよう……」
 
「何か言いたげな顔してるみたいだけど?」
  

慎吾は既にあたしが聞きたいことがあることを見破っていた。

シャワー浴びてる時点で予想していたかもしれないけど。



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