僕と再婚して下さい。

「──オレ達やり直せるかな？」

「うん……。やり直したい……」


涙が次から次と溢れてくる。


洋介、ありがとう。

こんなあたしをずっと想ってくれていて、ありがとう。

ふいに、洋介が真面目な顔つきになり口を開いた。


「──僕と再婚して下さい」

「はい」


二度目のプロポーズに迷うことなく返事をしていた。


「もう絶対に離婚届なんか書かないからな」

「それは絶対ないから、大丈夫」

「どうだかな～。舞は１人で考え込んで、結論を出すところがあるからな」

「もう、そいうことしないから」