僕と再婚して下さい。
「ちょっと、待って。ここでするの?」

「いいだろ? 今までお互い実家で決まった部屋でしか出来なかったんだし」

「それはそうだけど……んっ」


これ以上、あたしは何も反論出来なくなってしまった。

だって唇を塞かれてしまったから。



そして、あたしと洋介の、長い長い再婚初夜が始まろうとしていた。



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